今回は職務経歴書の作成に関しての内容です。私なりの作成ポイントを紹介したいと思います。
職務経歴書の作成ポイント
経験を振り返る
昔、転職本を読んだことがあったのでこんな感じだったかなと思い出しながら、パソコンで作成し始めました。作成して思ったのは、思いつくまま作成していたので、ポイントをどこに置いたらいいのかとか、自分の伝えたい事は何なのかよくわからず、これじゃダメだなということでした。
そこで、せっかくの機会なので丁寧にやろうと思い、まずは各職場での仕事内容を一つ一つ書き出すことから始めました。
いわゆる「経験の振り返り」です。
まずは「職場」をすべてリストアップし、次に「そこでやってきたこと」を簡単に書き出しました。例えば、職場が店舗だった時の事だと、どんなお客さんがいたとか同じ従業員で誰がいてどんな会話したとか、あれこれと思い出したのですが、書き出すのはその中で仕事としてアピールできるものでした。あの時新人が入ってきてあれ教えたなぁとか、クレームが来た時こんな対応したなぁとかです。
面倒くさそうな感じもするとは思いますが、「こんなこともやってきたんだなぁ」と自信にもつながりました。
まねて書いてみる
書き出した後ですが、よく求人サイトや求人誌に書いてあるようにまねてそれっぽく書いてみました。
実際の内容を少し変更していますが、私の経験で例えを出すと、
○○歳
株式会社○○ △店 アルバイト
○○年〇月~××年△月
業務内容:レジ、品出し、接客、発注、売り場作り、アルバイト指導
実際に書いてみて思ったことは、経験した仕事内容はこれで端的に伝えることができるなということでした。変に変える必要もないと思ったので職務経歴書で仕事内容を書く際はほぼこの形で書くようにしました。
出来上がっているものを参考にするというのは結構大事なんだなとこの時思いました。
書いたものを職務経歴書に反映
応募する段階で志望動機は応募先ごとに変わりますし、職務経歴書も若干の修正は必要になりますが、それ以外は基本的に変わらないので求人が見つかっていなくても、上記のものを反映させながら職務経歴書を作成しました。
私の場合は転職回数が多くなってからはシンプルに時系列で順に並べ簡単に仕事内容を書くようにしました。
○○年3月~〇〇年4月株式会社○○ 店舗にて接客・販売・商品管理・クレーム対応
○○年5月~〇〇年6月株式会社△△ ××店にて接客・レジ・商品管理・発注
実際にはもっといっぱい書いていますがだいたいこんな感じです。さらにこの下に、応募先に応じてアピールしたいことを2・3ピックアップして目立たせるようにしていました。
説明もできるように
職務経歴書に関連することとして、面接で口頭での説明を求められるかもしれないと思ったので、上記をわかりやすく説明できるように文章化もしました。端的にしたものを使いさらに言葉を補って短い文章を作り、その後意訳したりして文章をきれいに整えていきました。
上記で書いたものを文章にすると、
〇〇歳の時、△△という店舗でアルバイトをした。最初はレジと品出しだった。その後発注、売り場作りへと段階を経て行うようになった。新人が入ってきて教えることになった。その新人は大学生だった。自分はある程度仕事ができるようになっていたので自分の作業をしつつ二週間ぐらい教えた。
といった簡単な文を作り、それを整えて、
〇〇歳時、株式会社○○にアルバイト入社。△△店においてレジ業務から始まり次第に品出しや発注、売り場作りへとステップアップ。アルバイト入社した学生にOJTで自分の仕事と並行しながら二週間程度指導した経験あり。
といった感じに仕上げました。
ある程度の文章にすると経験した仕事内容の説明という印象が出ると思います。自己PRなど、より説明が必要な場面ではこうして作成した文章を使いました。
経歴を説明するうえで大事なのは大きな成果や成績だけではなくて、
「自分のしてきたことをどう表現するか」
ではないかと思っています。上記の中には「売り上げが上がった」や「客数が増えた」といった大きな成果はありません。むしろ誰にでもあてはまるような内容だと思います。
内容そのものよりも、思っていることややってきたことを相手に認識できるよう自分の言葉で表現する、というのが仕事探しでは大事なのではないかと思っています。
ちなみに、各職場の事に関してこのような文章を作り、それを応用して経歴の概要も作りました。
時間はかかるけど
思ったことを単に話すのは、言い出しや文末などあまり深く考えなくてもできるので、比較的簡単だと思います。ですが、書くとなるとその辺りをきちんとしないと成立しなくなります。
今までの仕事や無職期間に自分のしてきたことを実際に書き始めて思ったのは、書くって意外と難しいということでした。さらに文章にするのはもっと難しかったです。
例えば、少し国語のような話になりますが、文章にすると単語を文末に置いたり文頭に置いたりで印象が変わります。良くも悪くも変えることができます。そのため考えながら文章にしてくことになるのでこの点は時間もかかり難しいと思う箇所でした。
ただ、文章化は経験の要約にもつながるので、時間をかけてやっておいて損はありませんでした。
まとめ
今回は私なりの職務経歴書の作成ポイントを紹介しました。
職務経歴書は単なる書類ではなく経験の集大成なので作成に時間はかかりますが、自分で自分を知るいい機会でもあるのでじっくり行うことをお勧めします。