求人を探す その3

応募前

以前の記事でも少し書きましたが、今回は求人サイトを利用した時のことをもう少し具体的に書こうと思います。

仕事探しをする際に求人サイトが気になる人もいるかと思います。私も最初のころは気にはなっていましたが利用するには至らずでした。職歴などの個人情報を登録することに抵抗があったので、始めるには結構勇気がいりました。ですが、一度利用するようになると便利さを実感し、結局は利用することが当たり前くらいの感じになりました。

求人サイトの利用

求人サイトといっても求人の紹介だけのサイトもあれば自分の情報を登録して実際にそのサイトから応募までできるものもあり、求人サイトといってもいろいろなタイプの求人サイトがあります

私が利用したのは、アルバイト採用向けのサイト、正社員採用向けのサイトどちらもあり、どちらも登録できるタイプのサイトでした。ちなみに初めて利用したのは2009年で、そこから仕事を探す際に求人サイトも利用するようになりました。おそらく日々進歩していると思うので今は以前より使い勝手が良いものになっているかもしれません。

登録できる内容は名前や住所だけのものもありましたし、職歴を細かく登録できるものもありました。

今回はいくつか利用した正社員向けのサイト、いわゆる転職サイトを利用した時の感想を書こうと思います。

転職サイトに職歴を登録

登録作業は私の場合は大変ではありました。職歴が多いと登録する内容は多くなりますし、紙媒体と違って書くスペースが結構あったので、どのくらい書こうか迷ったりしました。ただ、一度にすべてを入力しないといけないわけではなかったので少しずつ埋めていく感じだったと思います。

また、一度一通り登録したあとも、状況が変化したり自己PRなど書き直したいと思ったときは、登録内容をこまめに更新していました。例えば、最初の登録時は資格の勉強を始めたばかりで「勉強中」と登録したけど、取得できた時は「○○年××取得」としていました。

登録内容は一度登録したらそれで終わりではないので初めて仕事探しをする人でも使いやすいのではないかと思います。

職歴を登録するメリット

私が利用した転職サイトは職歴を登録するタイプのサイトでしたが、利用していた時「職歴が登録できるっていいな」と感じたことがありました。何がいいのかというと、一番は「オファーがもらえる可能性がある」という点です。

サイトにもよりますが、スカウト制度があるところがあります。スカウト制度を利用すると応募前に企業にこちらの職歴を見てもらうことができ、興味のある職歴の持ち主に企業がオファーやDMを送ってくれます。オファーには自分の経歴のどんな点に興味を持ったのか、その担当者がメッセージも添えてくれていることもありました。

オファー受け取り後の流れとしては、応募、書類選考、その後面接となるので通常の採用過程と変わりはありませんでしたが、経歴を見て興味を持ってくれたというのは応募前にかかわらずこちらのやる気が増すのでとてもいい制度だと感じました。

オファーをもらってから受けた面接ではもちろん面接なので緊張はしますが、少しは興味を持ってくれていることをこちらが知っているので面接も臨みやすかったです。印象に残っているのは登録した職歴を見て私の経験をとても気に入りオファーをくれた採用担当の方と実際に会えたことです。結果こそ不採用でしたが、面接に行くのが楽しみに思えたのはこの時が初めてだと思います。

必ずオファーがもらえるわけでもないですし、オファーをもらえたとしてもいい結果になるとは限らないのですが、いろいろな可能性を持つことができるので、スカウト制度があるサイトは職歴を登録しておくのがおすすめです。

職歴を登録した後の注意点

上記のようにメリットはありましたが、気を付けなければいけない点もあります。

それは職歴を登録しても応募する際は改めて職務経歴書を提出しなければならないので、書類は書類で作成が必要になる点です。

具体的にどういうことかというと、登録した職歴と職務経歴書の内容が合っていないとこちらの伝えたいことが分かってもらえないだけでなく、印象も変わってしまい読み手が違和感を感じてしまう可能性があるということです。

特に、求人サイトの登録から始める場合は、紙に比べていろいろ書きたい事・伝えたい事を書くことができます。ですが、紙の職務経歴書ではスペースが限られるので、サイトに登録した内容すべてが書ききれるわけではありません。

例えば、経験の中で強調したい事が10個ありサイトにはそのすべてを書いたけど、職務経歴書では応募先に合わせていくつかを選抜したり、また読みやすいレイアウトにするために3つに絞らざるを得ない場合もあります。先に転職サイトに登録した場合は実際の職務経歴書を作成する際にそうした調整作業が必要になってきます。

サイトの職歴登録ではすべて書いたけど職務経歴をには書ききれず省略せざるを得ない箇所がある場合は、省略部分がある旨とその理由などを職務経歴書に記載しておくというのも一つの方法です。そういった工夫をしておけば登録した職歴と職務経歴書の整合性が取れます。

私の場合は登録した職歴と職務経歴書に記載した内容はほとんど変わらなかったと思います。いろいろ試した結果、自分でも把握しやすいように同じ内容にしました。

職歴の登録から始める人はこの点に注意が必要です。

難しそうだなと感じる場合は、職務経歴書を作成しその内容を登録するという方が無駄がなく楽かもしれません。

最後に

職歴を登録しておける点はとても便利で、スカウトにつながったりこちらの主張したい事をたくさん書くことができたりするので仕事探しの幅が広がるかもしれません。

職務経歴書の作成が先か、職歴の登録を先にするかでやることが多少変わってきますが、それでも登録しておいて損はないと思います。


ちょっとは役に立つかも。
  • いろいろなタイプの求人サイトがある
  • 職歴を登録しておくのがおすすめ
  • 登録した職歴と職務経歴書の内容がズレないように