面接を受けた後は結果が気になりますが、今回は結果が不採用だった時のことについて書きたいと思います。
結果連絡までの時間
結果は、採用の場合だと早くて翌日に電話連絡をいただきましたが、不採用の場合だと面接時に言われていた期間の終わりごろに郵送で不採用通知が来るのが多かったです。中には面接日翌日の朝にメールで不採用通知というのもありましたが、不採用の連絡の多くは遅めでした。また、連絡がなければ採用見送り、つまり不採用というケースもありました。
面接時に採用・不採用の連絡時期についての話が出るとは思いますが、実際に連絡をいただく時期は全然話が違ったという経験はなく、企業が説明した通りの期間内だったと思います。
不採用の捉え方
まだ20代の時、不採用をもらうと何か自分の経験や時には人生すべてが否定されたように思うことがありました。
ですが、いろいろな職場を経験し年齢を重ねて思ったことは、採用する側はその時欲しい人材をその時採用しているということでした。つまり、欲しい人材に当てはまる人を採用しているのであって、不採用は欲しい人材に当てはまらなかっただけでありこちらの経験の否定ではないということです。
例えば、レジ員を募集しているのであれば経理希望の人は不採用になりますし、事務員を募集しているのであれば営業希望の人は不採用になります。英語の教員を募集しているのであれば数学の教員希望は不採用になります。
ここまではっきりとした求人と応募のミスマッチはなかなかないとは思いますが、レジ員の募集で、レジの経験がある応募者が二人いた場合、より体力がある方が採用されるかもしれませんし、より笑顔が素敵な方が採用されるかもしれません。また、同じ企業でも、前回の募集は体力がある方を採用したけど、今回は笑顔の素敵な方を採用ということもあると思います。どちらが採用されるかは、その時にその企業がどちらを望んでいるかであってもう一方を否定しているわけではないということです。当然といえば当然ですがその時その時で採用条件は変わってくるのだと気づきました。
それ以来、不採用はもちろん残念ではありますが、面接での対応など改善できるところは改善し、こちらが希望する仕事を探しながらその企業が望んでいる人材が自分の経験や希望に当てはまるのかどうかを考えるようになりました。
不採用でも得られるものもある
以前求人サイトに登録していた時、自分の経歴に興味を持ってくれた企業の採用担当からオファーをいただき面接をしていただいたことがありました。
結果は不採用でした。
ただ、興味を持ってくれた上に面接の機会までいただけたことがとても嬉しく、どうしてもその感謝と嬉しさをその方に伝えたくて手書きでお礼の手紙を書いたことがありました。採用のために書いたと思われるを避けるために結果が出てからと思い、不採用通知をいただいた後に手紙を出しました。数日後にメールが届きました。その企業のオファーを出し面接をしていただいた方からでした。そこには面接で好印象だったことや採用側の心情も書かれており、客観的なアドバイスもいただきました。面接の相手方から返信をいただけただけでなく、意見やアドバイスまでいただけたことをとても嬉しく思いました。
不採用でも得られるものはあると思ったのはこの時が初めてでした。とても良い出会いでした。
こんな一期一会のやり取りも求職活動ではあるのだと思うようになり、この時以来より一層力が入るようになりました。
まとめ
面接を受けたからには採用は欲しいところですが、面接は受かるためというよりは「お互いを知る場」でなので、単純に「採用だからよくて、不採用だからダメ」ではないと思っています。採用でも不採用でも一喜一憂するのではなく、ここは淡々と進めていくのがいいのではないかと思います。