以前、職務経歴書の作成について書きましたが、今回はより具体的な話です。
履歴書を見てもらってわかったこと
以前、就職支援かハローワークの相談で履歴書を見てもらったとき経歴に一貫性がないといったニュアンスのことを言われたことがありました。
いろいろな職歴があっても自分としてはそのときそのとき、その仕事を選んだ理由がありそれを自覚しています。ですが、その言葉を言われたとき、この職歴だと他人から見たときに経緯がわかりにくいということが分かり、わかりにくいのであればそこをわかりやすくする必要があるということに気付きました。確かに履歴書は職歴を並べるしかできないのでバラバラなものは一貫性がなく見えてしまいます。ただ、それ以来、相手にどうしたらわかってもらえるかということを今まで以上に意識するようになりました。
具体的にしたことはというと、職務経歴書はある程度自由にできるのでそちらを工夫するようにしました。
職務経歴書に反映
出来上がった職務経歴書はおおまかですが、以下のような感じです。
この職務経歴書に記載されている社名などの職歴情報は架空です。文字の大きさやレイアウトは、職務経歴書を直接記事に書き込んでいるので実際とは若干異なりますが、イメージは伝わると思います。
また、職歴欄の職歴はスマホだと二行になって表示されていますが、実際は各職歴一行で記載しています。
職務経歴書
【経験の概要】〇〇歳の時に~。その後~。その後20代後半の時に大学に入学、昼はアルバイト、夜は学業と両立し4年で卒業。大学では以前から興味のあった福祉・教育分野を軸として学び、卒業後は経験のある接客、そして興味あった福祉・教育に関係した仕事に従事。現在は○○を考え勉強中。・・・など
【職歴】
A株式会社(アルバイト) 接客 発注 売り場作り
B株式会社(アルバイト) 接客 発注 バイト指導
C株式会社(アルバイト) 接客 発注 売り場作り クレーム対応
D塾(正社員) 個別指導 保護者対応 事務作業
株式会社F(契約社員) 接客 発注 品出し 在庫管理
など
【自己PR】
・かしこまらないけれど丁寧な対応 ・・・ここに具体的なエピソード
・売り場作りで試行錯誤 ・・・ここに具体的なエピソード
【その他の資格等】簿記の資格取得に向け勉強中 など
作成ポイントは3つです。
・概要欄でどういったいきさつで今に至るのかを説明
・職歴をシンプルに記載
・アピールしたいことを端的に記載
概要欄でどういったいきさつで今に至るのかを説明
概要欄では、昔からスーパーや雑貨店など接客をメインとしていたことと、販売、教育、福祉といった自分の興味のある分野に幅があるということを説明に入れるようにしました。そうすることで、一見バラバラに見える職歴でも、こちらの「興味のある分野の範囲」で「その時に縁があった仕事」をしてきたということを伝えることができるので、ある程度一貫性も確保できたのはないかと思います。
また、アルバイトであっても職歴に入れたのは、空白ではなく何かしらの行動を継続してきたことと、アルバイトでも仕事として取り組んできたということを強調するためです。何も書かないと自分を知らない人からするとこちらが見えにくいと思うので、なるべくこちらのしてきたこと・考えていたことを示すために簡潔にして入れるようにしました。
職歴をシンプルに記載
ここでは内容よりも見やすさ重視にしました。職歴が多くてもシンプルで見やすいと思います。これだけだと一貫性がないですが、概要欄を設け説明を加えたことで、どういういきさつでその職歴になったのかがある程度理解できると思います。
以前は仕事内容ごとに分けたものでしたが、量が多く2枚になってしまい、自分でも読みづらいと感じていました。いろいろ作ってみた結果、このスタイルが一番すっきりしていて見やすかったので最終的にこれに落ち着きました。シンプルにしてみて自分の気持ち的にも、なんかすっきりした感じがしました。
アピールしたいことを端的に記載
概要と職歴を書いたうえで、アピールできる事例を2~3つ程度、下の欄で目立つように書くようにしました。これは想像しやすいようになるべく身近な具体例にしました。例えば、人と接する仕事に応募する際は、店員としてお客さんとやり取りした時の事など人と接する仕事ならではのエピソードにしました。
最後に
職歴が多く説明や書き方で悩みました。ですが、他人に見てもらい、そこで言ってもらったことを参考にして作成してみた結果、最終的に自分の気持ち的にもスッキリする形にすることができました。自分で考えてなんとなくすっきりしない感じがしたら一度他人に見てもらうというのは、その状況を突破する一つの方法だと思います。